断頭台の花嫁 世界を滅ぼすふつつかな竜姫ですが
「世界を救うためです――さあ、愛しあいましょう」 『判決。呼称番号FF03-100、伊良子燐音を死刑とする』 世界を滅ぼす〔災厄〕として、少女は【断頭台】へと移送された――はずだった。 奇跡か運命か、彼女を乗せた航空機は何者かに撃墜され、少年・太宰龍之介の眼前に《竜》が降り立った。 「人類の危機を救うために、私とケッコンしてください」「!?」 《竜》の少女・燐音の暴走を鎮め、人類滅亡を避く唯一の...